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(どうしよう…)

志「おい、愛実……」
夏「あららー。志水ったら、愛実ちゃんとは1 分1秒でも一緒にいたいタイプ？」
志「!!!っ…いや……、 そんな事はないっす…けど…」
夏「ふふ、その割に……って、あれ？愛実ちゃんまで真っ赤じゃない？やっぱりキミ達ってお似合いのカップルだよねぇ。」
愛・志「!!!」
夏「愛実ちゃんにはね、俺が買い出しお願いしちゃったんだよね」
志「……はぁ。まぁ、それはいいっすけど。愛実、荷物とか重かっただろ？そーいう時はその……。あれだ。ちゃんと呼べ」
愛「え…、あ、うん」

晴樹の優しさに触れて更に顔が赤くなるのを感じずにはいられない。

夏「はいはい。ごちそうさま。その続きは2人の時にしてね。ね！新堂クン」
新「……。ふっ、志水、こっちへ来い」
志「あ、はい。なんすか？」
新「お前は確か、餃子は好物だったな？」
志「え、あぁ、まぁ…」

新堂さんが晴樹の前に焼きたての餃子を差し出した。

新「食べてみろ」

晴樹が餃子を食べればミッション完了。
そう思うと、つい晴樹を見てしまう。
それは皆同じだったらしく、
全員の視線が晴樹に注がれた。

晴樹が餃子を箸で掴む。
もう少しで晴樹が餃子を食べる。
と、思った瞬間、晴樹と目が合ってしまう。

(あっ……私が見てたのバレた？)

思わず晴樹から目を逸らした。

(絶対不自然だったよね…)

志「……。おい…天パ、お前この餃子、先に食えよ」
一「!!!なんで？」
志「……。なんだよ？食えねえのかよ？」

(マズイ……晴樹、勘づいた？)

夏「やだなー。志水。何疑っちゃってるの？」

そう言うと夏目さんは晴樹が箸で掴んでいる餃子を、パクリと食べてしまった。

(えぇっ？食べちゃった……)

夏「うん。美味しいね。新堂も自分の作った餃子なんだから食べてごらんよ」
新「……。全く、私が作ったのだから、不味い訳ないでしょう…」
夏「まぁ、そう言わずにさ……ね？」

新堂さんと夏目さんの視線が飛び交う。