
ゆれて、動いて
第1章 ひとりで、もがく。
まだ高校生の私がこの行為を知ったのは、中学生になったばかりのころ。
ちょっとませていた私には、当時彼氏がいた。
かっこよくて、優しい、私なんかには不釣り合いなほど素敵な彼氏。
ある日彼がこんなことを言ってきた。
「雛は、オナニーとかするの?」
初めて聞いたわけではなかったが、
どんなことなのかはよく知らなかったから首を傾げて見せた。
すると、彼が急に私にグッと近づいてきて
驚いて彼の顔を見てみると、
色気のあるその顔に、私はドキッと胸が高鳴った。
ムニュ
胸がなにかに触れられる感覚が、ふいにあった。
その方を見てみると…
彼が、私の胸を触っていた。
