テキストサイズ

キミをまもる

第6章 二人っきり

あの卒業式は、焦った。
美花に代わる代わる告ってきたヤツの多さに・・・。

入学式から、もう一ヶ月近くたって、明日からゴールデンウィークで休み!!
春馬:母「春馬、悪いけど・・・。」
イヤな予感が、
春馬:母「お父さんと明日から旅行行ってくるわ!」
春馬「はぁ?」
春馬:母「美花ちゃんと留守番お願いねぇ(笑)」
春馬「一つ屋根の下に年頃の男女を・・・!!」」
春馬:母「まぁ、あんたが我慢できたら、いいんじゃない!?」
春馬「俺、正直・・・無理かも・・・。」!
春馬:母「あんたが、ちゃんと責任もつならいいんじゃないの?それより告白は?」
春馬「ちゃんとは、まだ・・・。」
春馬:母「頑張りなさいよ(笑)」


次の日
母さんと父さんが旅行に行ってしまった。

今日から美花と二人っきり・・・大丈夫かな、俺。

春馬「美花、用事済んだ?」
美花「うん。」
春馬「隣に座って。」
美花は、素直に座る。
春馬「録りためた映画とか見ようっか?」
美花「なにか飲み物持って来ようか?」
春馬「後からで、いいよ。」

二時間後

ちょっとエッチなラブコメディーだった。
春馬「おもしろかったけど、ちょっとエッチだったなぁ?」
美花「うん。」
春馬「美花、顔赤いけど大丈夫か?」
俺は、美花の腰に手を回して抱き寄せる。
ますます赤くなる美花の耳元で、
春馬「美花?」
美花「は、春馬くん・・・どうしたの?」
春馬「俺、美花の事が好きなんだ。好きで好きで、たまらない。美花は、俺の事どう思ってる?」
美花「わ、私も、春馬くんの事・・・大好き。」
俺は嬉し過ぎて、美花を抱きしめた。
春馬「美花、ありがとう。俺、ちゃんと言ってなかったし、美花からも聞きたかったから・・・。」
俺は、美花の手を握る。
春馬「俺さぁ美花が、どんどん可愛くなって・・・美花の事で頭がいっぱいになって・・・気持ちが抑えられなくなった。」
美花「は、春馬くん私・・・。」
春馬「卒業式に告白されてるの見た時、焦った。あの時、俺・・・。」
美花の指に俺の指を絡ませ、
春馬「俺の美花だ!!って言いたかった。」
美花「嬉しい(泣)」
美花の涙に吸い寄せられるように、俺の唇が美花の目、頬、唇に順に触れる。
美花の唇に触れた時の柔らかさにたまらなくなって、感触を何度も味わった。






ストーリーメニュー

TOPTOPへ