
3年後の君へ
第1章 第1話 3年前
「で、どーすんの?」
俺も席に着いたところで、木村が話を戻してきた。
はー。あんま人に言いたくねぇんだけどな…
でも、まー何となくコイツからは逃げれない気がする笑
「俺、高校いかねーよ。」
…
シーン
あれ?なんか木村だけじゃなく、教室全体が静かになっちゃったんだけど‼
え?何?俺なんかやらかした?
一瞬キョロキョロした後、とりあえず助けを求めるべく木村に声をかけた。
「おい、何か俺まずいこと言った?」
ダンっ
木村がいきなり俺の机叩いて、立ち上がった。
つか怖いって木村さん。笑
「お前高校行かないってどーゆー事だよ‼」
あ、やっと喋った。
「まぁ、座れよ。別に?高校行かないで働くつもりなだけ。」
事情がヤバいだけに、さすがに木村にも本当の理由は言えない。
「働くって、お前…。ホストでもするつもりか!?」
バタバタっ
?何か知んないけど、木村の一声で女子が数人倒れた。
やっぱ原因お前じゃんかよ。←天然。
「馬鹿っ。んな事しねーてか、出来ねぇよ。俺が女苦手なのお前も知ってんだろ。」
「知ってるけど、あんまデカイ声で言うなよ。可哀想だろ(女子が)」
