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二面性*マクガフィン

第2章 学園クーデター


「……!?!?」


女が…語り始めた。


「どんな女でも落とすことができ、あるときは!財閥・グループのお偉いお方として金と権力を使って人を従わせたり…またあるときは!学園のアイドルとして女子生徒…また凛々しい姿から男子生徒からも人気を集める有名な方々……」


緩急のある語り、そして、自分達がそう思っていたことをまるで全て見透かしているかのような語りに一同驚愕する。

…そんななか、

黙って聞いていたニノ。

聞き飽きたように、

「それがなんだっていうんです?」

力強く言葉を返した。


すると、女は下を向いた……が、すぐにこちらに顔を向けると、

嘲笑するかのように、口元を緩ませ…


「あなた達は、バーカ…って言いたいの」


「!?!?」

「……この意味…分かる?」


今まで誰も5人に言わなかった言葉…

なんのためらいもなく、ぶちかましてきた。

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