二面性*マクガフィン
第2章 学園クーデター
「あの女……絡めてきたんだ」
「え!?」
笑っていた雅紀が早押しクイズのように即反応。
「………それって」
「ああ……さっきのキスさ…」
潤も笑うのを止め、翔を見た。
彼の発する言葉は重く感じた。
「普通ないだろ、俺らをからかっておいて…キスで絡めてくるなんて…」
「あの女、すげームカつく!」
眉間にシワが寄る潤。
「俺らのこと、バカだって言うしね…」
「初対面だっていうのに、何考えてるんですかね…あの真央って名乗ってた人は」
皆、真央という女に頭を抱える。
こんなこと、今まで一度も無かった。
だからか、いっそうイライラさせたのだった。
そんな中で、ある考えがこの男の頭に浮かんだ。
「なあ、あの女…落とさねぇ?」
イタズラしてやろうとでも思ったような顔で口角を上げた潤が口を開くと、
「あー!それ俺が言おうとしてたのにぃー!」
雅紀が悔しそうな顔で潤の服の裾を引っ張った。
「…………なるほど」
「あの女を落として、見返してやる…ということか。いいねぇ〜」
ニノと翔も、その話に乗る。
皆の意見が一致した。
「え!?」
笑っていた雅紀が早押しクイズのように即反応。
「………それって」
「ああ……さっきのキスさ…」
潤も笑うのを止め、翔を見た。
彼の発する言葉は重く感じた。
「普通ないだろ、俺らをからかっておいて…キスで絡めてくるなんて…」
「あの女、すげームカつく!」
眉間にシワが寄る潤。
「俺らのこと、バカだって言うしね…」
「初対面だっていうのに、何考えてるんですかね…あの真央って名乗ってた人は」
皆、真央という女に頭を抱える。
こんなこと、今まで一度も無かった。
だからか、いっそうイライラさせたのだった。
そんな中で、ある考えがこの男の頭に浮かんだ。
「なあ、あの女…落とさねぇ?」
イタズラしてやろうとでも思ったような顔で口角を上げた潤が口を開くと、
「あー!それ俺が言おうとしてたのにぃー!」
雅紀が悔しそうな顔で潤の服の裾を引っ張った。
「…………なるほど」
「あの女を落として、見返してやる…ということか。いいねぇ〜」
ニノと翔も、その話に乗る。
皆の意見が一致した。