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土砂降り

第10章 10

「尚也、俺の事知りたいの?」

小首を傾げながら聞いてくる。
可愛いなぁ。

「うん。こうして話するの楽しいよ。もっと赤岩の事、知りたいなって思うよ。」

「じゃぁ沢山質問して。なんでも答えるよ。僕も尚也に沢山質問するから、全部答えてね。
エッチしながら。」

「は?っんぅっ」

赤岩は僕の手からペットボトルを取られると、テーブルに置き、唇を重ねる。

器用だな。

「はぁっ。尚也はどの教科が好き?俺はね、数学と理科が好きだな。」

首筋をチロチロ舐めながら制服のボタンを外してゆく。

「えっ?やっん、赤岩っあっ」

指がスルスルと肌を撫で回す。乳首には触れてくれない。ヘソの周りとか、クリクリされる。

「俺の事知りたいんでしょう?尚也の事も教えて。俺も尚也の事もっと知りたい」

「はぁんっ、んっあっ、現国とやっ、社会っ好きっ」

「そっかぁ。でも全教科テストの点はいいよね?」

乳首を弄りながら話しかけられる。

「んうっ、勉強は、好きだよっ。でも、本、好きっ」

「本が好きなのは知ってるよ。一年の時から図書館通ってるもんね。ほぼ毎日あのソファーで本読んでるもんね。」

え?一年の時って、僕達が知り合ったのはつい最近なんだけど?

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