土砂降り
第14章 14
「明後日にお祭りありますけど、先輩行きます?暑いし凄い人混みなんで無理にとは言わ無いですけど。夕飯調達がてら行ってみませんか?」
夏祭りか。人混みは嫌だけど焼きとうもろこしは食べたい。なにより千葉君が行きたそうだし。
「焼きとうもろこし用に爪楊枝を用意しておいてくれるなら行ってもいいけど。」
千葉くんはプハッと噴き出した後にとても嬉しそうに笑った。
「夏休み入ってから尚也くん全然外でてないですよね?良いんですか?俺とずっと一緒にいて」
急に話を変えられて不思議に思う。
「だってしょうがないじゃん?千葉くん、最初の日に僕の内腿にキスマーク付けたでしょ?あれじゃぁ僕の事好きって人とエッチしたりしてキスマーク見られたら怒って何されるかわかん無いじゃん。」
「あぁ、まぁ」
千葉くんは気まずそうに、目を反らす。
「ってかそれ狙いだったりする?結構毎回キスマーク付けるよね?しかもかなり際どいエッチな場所ばっかり。千葉くんって独占欲強いよねぇー?」
座ってる千葉くんにのしかかる様にして後ろからぎゅっと抱きつき顔を覗き込む。
意地でも目を合わせまいと顔を背けられるので、首元に手を滑らせて服に手を突っ込み乳首を撫でる。
「千葉くんのキスマークのお気に入り位置は足の付け根だよね?治っても治っても新しく付けられるから千葉くん以外とエッチな事出来ないじゃん。責任とってよね?」