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土砂降り

第15章 15

「どれでもいい?」

「はい。」

広瀬さんはパネルで部屋を手早く選んでそそくさとエレベーターに乗り込んでいく。

まぁ男2人でラブホテルは注目されるしね。
あまり人に見られたくないのは本当だ。

部屋に入ると既にエアコンで部屋は涼しくなっていた。

「シャワー浴びてくるからテレビでも見てて。」

広瀬さんが風呂場へ消えていく。
風呂場は部屋からガラス張りで見える様になっていたが、他人の入浴に興味はないのでソファーに座ってテレビを見ることにした。

広瀬さんが風呂場から出てくると入れ替わりで僕もシャワーを浴びようと風呂場へ向かう。

「なおくんはそのままでいいよ。」

腕を掴まれて、ベッドに座らされる。

「いいんですか?それなりに汗かいてますけど。」

「いいよ。それよりいいかな?」
広瀬さんは早々に僕のズボンに手をかけてきた。

「はい。あ、僕、キスはちょっと、」
てで近づく顔を制す。

「んー?わかった。キスはしないよ。」

ズボンを全部脱いで、パンツを少し下げる。まだ小さい僕のモノを取り出すと広瀬さんは僕の股間に顔を埋めて思いっきり息を吸う。

へぇ。変な趣味。ふんふんと匂いを嗅いでは嗅いだところをぺろぺろ舐める。股間から下腹部、お腹、脇腹と匂いを嗅いでは舐めまわす。

身体中を入念に嗅ぎまわる。

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