はな*つむ
第2章 闇烏
ーー夏の夜。
都にある長屋の一室で女が泣いていた。
「もう許して、どうかもう許してください」
何度も許しを請う女の声は息を乱して泣くように声を震えさせている。
しかし相手は決して女の言葉には耳を貸さなかった。
「ひっ! いやぁ!」
泣きながら叫んだ女の体が大きく跳ねる。
破かれた着物から覗くふたつの柔らかな膨らみが体の跳ねに合わせて揺れた。
もう何度目か分からない絶頂……。
女は気が狂いそうだった。
しかし、ある物が目に入ると女の正気が引き戻される。
それは、一人の男の亡骸だった。
その男は女の夫であったが、今は物言わぬ物体と化している。
夫は殺されたのだ……。
今、まさに……自分の身体を犯し続けているバケモノに。
黒く不気味な体に大きなくちばし。
その顔は鳥に見える。
バケモノは鋭い爪で夫を切り裂き、その爪で女の着物を裂いた。
そして、大きな手で女を捕らえると容赦無く犯し始めたのだ。
何時間も犯され、何度も限界を迎え、何度も中に放たれている。
感じたく無いのに、何故か女の体は快楽を感じていて……それが更に女の恐怖を増す。
質素な造りの床にバケモノが吐き出す欲望の液が滴っていた。
もう女の体では受け止めきれず、欲望が床に水溜まりを作っている。
都にある長屋の一室で女が泣いていた。
「もう許して、どうかもう許してください」
何度も許しを請う女の声は息を乱して泣くように声を震えさせている。
しかし相手は決して女の言葉には耳を貸さなかった。
「ひっ! いやぁ!」
泣きながら叫んだ女の体が大きく跳ねる。
破かれた着物から覗くふたつの柔らかな膨らみが体の跳ねに合わせて揺れた。
もう何度目か分からない絶頂……。
女は気が狂いそうだった。
しかし、ある物が目に入ると女の正気が引き戻される。
それは、一人の男の亡骸だった。
その男は女の夫であったが、今は物言わぬ物体と化している。
夫は殺されたのだ……。
今、まさに……自分の身体を犯し続けているバケモノに。
黒く不気味な体に大きなくちばし。
その顔は鳥に見える。
バケモノは鋭い爪で夫を切り裂き、その爪で女の着物を裂いた。
そして、大きな手で女を捕らえると容赦無く犯し始めたのだ。
何時間も犯され、何度も限界を迎え、何度も中に放たれている。
感じたく無いのに、何故か女の体は快楽を感じていて……それが更に女の恐怖を増す。
質素な造りの床にバケモノが吐き出す欲望の液が滴っていた。
もう女の体では受け止めきれず、欲望が床に水溜まりを作っている。