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友子の淫靡な日々

第16章 淫靡な筆下ろし

声だけでもかけよう…そう紫村が考えた時だった。

「緑が丘高校の方ですか?」
そう書店の店主に声をかけられた。

それが聞こえた友子が、店主に見向いた後、紫村の方を見やる。

「あ…」

「や、やあ…」

「紫村…先生…?」

店主が訝しげに友子を見た。

紫村は店主が友子を見て微かに口角をあげた様にみえた。

店主と紫村は奥のスタッフルームに消えていった。

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