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幸せな俺たちの物語

第27章 あなたは俺が守るから…

翌朝。

早く目が覚めた俺はベッドから起きて朝ごはんを作った。

しばらくして、彼を起こしにいく。

和也「雅紀。」

雅紀「おはよう…」

どうやら先に目が覚めてみたい。

和也「昨日の夜、覚えてる?」

雅紀「ううん…」

彼は覚えていなかったみたい。

雅紀「俺、なんか和に嫌なことしちゃった…?」

彼が涙目で言った。

和也「してないよ。でも、なんで隠してたのかには怒ってる。」

俺は手紙を指差した。

雅紀「あっ…」

和也「隠してたでしょ?」

彼が隠れるように布団に被った。

雅紀「もう少し…待って。」

和也「分かった。今日休みだからゆっくしな?」

俺は離れようとしたら、

雅紀「和はここにいて…」

ベッドに座ると、

雅紀「抱きしめて…」

和也「しょうがないな。」

布団の中に入り彼を抱きしめる。

雅紀「あったかい…」

彼もギュッと抱きしめてきて、しばらくぶりに温かさを感じた。

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