テキストサイズ

conqueror

第12章 散歩

彼がバイブを掴んで、一気に奥へと押し込んだ。

私はその衝撃で、また、逝きそうになった。

「これ以上は入らないかな。」

グリグリさせながら、押し込んだ後、手を離した。

私は、喘ぎを押さえるように、肩で息をした。

「コウさん、ありがとう、ございます。」

はだけた浴衣を合わせて、彼と一緒に歩き始めた。

一歩、また一歩、歩くたびに、よろけそうになる。

彼が、時々止まって、私を見る。

私は、大丈夫と、目で言う。

でも、バイブの刺激に、何度も逝かされそうになっている。

ダメかもしれない。

だけど、ガマンする。

それを何度も繰り返しながら、歩いている。

彼がリモコンで、強弱をつけている。

いつ、どのタイミングで強くなるかわからない。

「ああ、コウさん。」

耐えられなくなって、彼の名前を呼んだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ