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conqueror

第12章 散歩

「どうしたの、エリナ?」

彼が私を見つめる。

「お願いします。逝かせてください。」

私はガマンできなくなって、彼の腕にもたれかかり、言った。

「もう?まだ、10分も経ってないよ。」

「だって、ああ、さっきから、その、何度もガマンしてるんだけど、もう、あっ、感じてしまって。」

「部屋の中より、外の方が感じるんだね。」

そう言いながら、彼が私の胸を摘んだ。

「乳首も固くなってるね。浴衣の上からでもわかるくらい、勃起してるよ。」

「はい。だから、ああ、お願いします。」

「うーん、もうすぐ、ホテルに着くから、それまでガマンだね。」

「あっ、でも、もう。」

「ちゃんと、ガマンするんだ。いいね。」

彼の目がもう笑っていない。

ガマンするしかない。

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