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conqueror

第10章 鼓動

近くのコンビニの駐車場に停まる。

すると、1人の女性が近づいてきた。

えっ??

彼は運転席から、女性に会釈して、後部座席に乗るように言った。

女性は、慣れている様子で、車に乗ってきた。

「コウ、久しぶりね。こちらが彼女?初めまして、ルナです。よろしくね。」

「あっ、は、初めまして。私はエリナです。」

私はよくわからないまま、挨拶した。

「ルナ、久しぶり。今日は来てくれて、ありがとう。」

彼は私の戸惑いなど、意に介さず、彼女と話した。

私は、彼と彼女が話しているのを、ぼんやり聞いていた。

「それじゃ、行こう。」

とても明るい声。

行くって、どこに?

このまま、3人でってこと?

私達を乗せて、いつものホテルで、彼は車を停めた。

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