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conqueror

第10章 鼓動

「ああ、エリナ、もう、逝きそうだ。口を開けて、早く。」

私が口を開けた瞬間、彼が入ってきた。

すごい勢いで、噴き出す。

彼が私の目を見つめながら、口の中へ押し込む。

喉の奥まで、熱い液体が広がる。

彼と彼女の匂い。

私は彼のオモチャなんだと、自覚させられた。

それでも、彼を口で受け止めることができて、嬉しかった。

彼女の中で、果ててしまうのではなく、私の中を選んでくれたことが。

彼のをキレイにすると、彼女も起き上がってきた。

「エリナの舌、とても良かったわよ。子猫ちゃんって感じで。」

「あの、ルナさんて。」

彼女は妖しげな笑みを浮かべていた。

彼は彼女に鍵を渡した。

「エリナの手錠を外して。エリナ、手錠を外してもらったら、服を脱いで、座って。」

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