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複雑なトライアングル

第2章 ♥初めて

しばらくして、先生が来た。
男性だ。それと若い。


「おはよう、そして入学おめでとう」


ここから先生の長い話が始まった。

私は少しスカートをめくってみる。

透明な液体と血が混ざっているものが
たくさん出てきている。

うわぁ…となった。


「この学校のルールについて説明しよう。
 ここは性教育を中心にしたもの。
 女子は椅子についたバイプを外さないこと。
 男子は女子を気持ち良くさせること。
 校内での性行為はOK。
 授業では一時間ごとに違うヤり方をする。
 ビデオを撮ったりもする。
 サボった奴には罰があるから気をつけろ」


な、長い……
しかも過激なものが多いし。

お母さんたちに言わなくても
良かったのかな?

妊娠して帰ったりしたら……


私は頭を軽く叩いた。


「じゃあ、男子は机に入ってる
 スイッチを操作してみろ。
 故障したりしていたらとりかえる」


すると、皆は一斉にスイッチをONにした。
風雅は無表情でやった。


「あ…うっ…///」


変な声が出てしまう。
他の女子もそうだ。


「ああああぁぁっ!!?」


一人の女子が声をあげた。

椅子からは液体がポタポタと垂れている。


「おい、誰も強さを変えろとは言ってないぞ」

「はは。すいませーん」


この声は…時雨か。
あやつ、やりやがった。


「うあぁっ!?///」

「…ふふ」


風雅は笑った。
故障はしてない…みたいだけど….っ。


「ちょっと風雅く…ん? もう止めてっ…//」

「ん」


震動は止まった。
なんだこの安心感。


「ひゅい~・・・これすごい痛いから…
 あんまりやってほしくないや」

「…わかった。そこまでやらない」

「優しくて良かったよ~」


「それでは、次は部屋に行って、
 荷物を置いてきなさい」


「は~い」という声と同時に、
椅子がひかれる音がした。

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