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ココロの恋心

第5章 夢見心地

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〇〇水族館

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「...わぁッッッ!!」

思わず子どものような声を出してしまう。


水族館なんて、子どもの頃、家族できた以来で私は大きな水槽の中を泳ぐ魚に夢中だった。



『心、何歳だよ!笑』

先輩も笑いながら、先を行く私にゆっくりついてくる。



「ねぇ、先輩!
これ、可愛い!!」


私が指さした先には、

白黒の細長いもの。


『...プハッッ!笑』

先輩は一瞬止まったあと大きく吹き出した。


「...え?私、なにかしました?」

笑い続ける先輩に言った。


『いや笑
チンアナゴ好きって珍しいかなと思って』


あ〜腹痛い笑
と先輩はずっと笑っていた。

「でも煙突みたいだし、波に乗ってるみたい笑」


私もつられて笑う。


初めてのデートらしいデートは、
ものすごく楽しかった。

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