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ココロの恋心

第5章 夢見心地

時間を忘れて夜まではしゃいでしまった私は帰りの車の中で爆睡してしまった。

『心!着いたよ?』

先輩が起こしてくれた場所は...




旅館だった。



「え!?旅館?」


寝起きなのも忘れて大声になってしまった。


『驚きすぎ!笑
いつも遠出出来ないからね♪
今日はお泊まり♪』


先輩の語尾に音符がついて聞こえる。



嬉しすぎて胸がギューッとなった感じがした。


「...嬉しい」

小さな声で呟いた。




『よかった。』

先輩には聞こえていて、私を向いてニコッと笑った。



『じゃ、降りようか。』


旅館の方が車を預かるために車のそばに立っていたので、先輩が私に降りるよう促した。

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