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ココロの恋心

第5章 夢見心地

個室に露天風呂……

「...きれい...」

そして露天風呂から夜景も見ることの出来る素敵な旅館だった。


『心が喜んでくれてよかった。』

ニコッと先輩が笑う。



さらに嬉しくなって、私の心はウキウキだった。


「先輩...ありがとう!」

先輩に向かって満面の笑みを浮かべる。



グイッーーーーーーーー



露天風呂のお湯を手ですくっていた私は
急に先輩の方へ引き寄せられた。


そしてギュッと抱きしめられる。



『心、一緒に居てくれてありがとう...な。』



先輩の声のトーンは静かに私の心に浸透した。



先輩の指が私の顎先に触れる。


「...んッ」


ゆっくり持ち上げられ先輩と唇が重なった。
キラキラした雰囲気に声が漏れる。


『...俺、心のこと好きだよ。』


そう言うと改めて口付けをする。


先ほどとは違って甘く深い。
私はそのまま先輩に身をゆだねた。

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