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ココロの恋心

第6章 夢のスキマで

楽しかった旅行もたまにする外食も先輩との想い出がたくさん増えていった。

この頃になるとバイト先について行くことも増え、ほとんどの時間一緒に過ごしていたと言っても過言ではなかった。


『心、今日バイトだけど、どうする?』


だいたい先輩はバイトの日に私に一緒に行くかどうか聞いてきた。



「......今日は課題もないし行こうかな...」




少し考えて私が返事をすると、先輩は車の鍵を指にかけて、



『ま、ほぼ毎回だけどなー笑』



と私をからかうように言った。


そのやり取りさえも楽しく、笑い合いながら一緒に車に乗りこんだ。

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