新‼経済・世相愚問放談
第51章 中国経済2
中々笑える展開に成って参りました
中国株が共産党の介入で愉快に乱高下しておりますが、中国からの最新レポートをご覧下さい
思えば株価が暴落を始めたのは、習近平主席の62回目の誕生日(6月15日)だった。そのため人は「習近平暴落」と呼ぶ。上海総合指数はこの日から約3週間で34%も下落。7月27日、28日にも2日間で10%以上も下落し、直近では8月18日に6・1%も暴落した。
2億人の「股民(グーミン)」(個人株主)も、大損こいて「愚民」と化した。いまや自分の財産をいくら失ったかを、互いに自嘲気味に告白し合うのが挨拶代わりになっている。
今回、北京で一番驚いたのが、かつて「爆買い」で人が溢れかえっていたデパートの凋落だった。どこに行っても閑古鳥が鳴いているのだ。
『新世界』という庶民的な大型デパートが、朝陽区建国路の目抜き通り沿いにある。一週間で一番の書き入れ時のはずの日曜日夕刻に行ったにもかかわらず、見渡す限り私しか客がいないではないか。2階、3階……と上がってみたが、やはり客は皆無だった。
店員たちは「歓迎光臨!(いらっしゃいませ)」と声をかける気力も、とうに失っているようだった。店員同士でおしゃべりしていたり、中には店の電源に自分のスマホをつなげて、ゲームに興じている女性店員もいた。
7階のレストラン街に行って、ようやく客を見つけた。だが10軒ほどある中でも、大入り満員なのは、日本のしゃぶしゃぶ屋だけだった。習近平政権は「抗日戦争勝利70周年」ばかり唱えているが、折からの日本旅行ブームに伴って、いま北京では和食ブームが起こっているのだ。
まさにゴーストタウンならぬゴーストデパートである。ちなみにこのデパートの斜向かいで工事中の超高級マンション『長安8号』は、北京初の1m210万元(約190万円)超え物件として話題を呼んだ。だが、すでに着工から6年以上が経つというのに、不動産バブル崩壊の影響を受けて、いまだに未完成だ。
ゴーストデパートは、『新世界』だけではなかった。同じく別の日の夕刻に訪れた朝陽区のCBD(中央商業地区)に建つ高級デパート『財富ショッピングセンター』も、だだっ広い1階と2階の高級ブランドショップは、シーン。3階のレストラン街まで上がって行って、ようやく人間と遭遇した。だがまたもや、千客万来なのは日本料理屋だけだった
中国株が共産党の介入で愉快に乱高下しておりますが、中国からの最新レポートをご覧下さい
思えば株価が暴落を始めたのは、習近平主席の62回目の誕生日(6月15日)だった。そのため人は「習近平暴落」と呼ぶ。上海総合指数はこの日から約3週間で34%も下落。7月27日、28日にも2日間で10%以上も下落し、直近では8月18日に6・1%も暴落した。
2億人の「股民(グーミン)」(個人株主)も、大損こいて「愚民」と化した。いまや自分の財産をいくら失ったかを、互いに自嘲気味に告白し合うのが挨拶代わりになっている。
今回、北京で一番驚いたのが、かつて「爆買い」で人が溢れかえっていたデパートの凋落だった。どこに行っても閑古鳥が鳴いているのだ。
『新世界』という庶民的な大型デパートが、朝陽区建国路の目抜き通り沿いにある。一週間で一番の書き入れ時のはずの日曜日夕刻に行ったにもかかわらず、見渡す限り私しか客がいないではないか。2階、3階……と上がってみたが、やはり客は皆無だった。
店員たちは「歓迎光臨!(いらっしゃいませ)」と声をかける気力も、とうに失っているようだった。店員同士でおしゃべりしていたり、中には店の電源に自分のスマホをつなげて、ゲームに興じている女性店員もいた。
7階のレストラン街に行って、ようやく客を見つけた。だが10軒ほどある中でも、大入り満員なのは、日本のしゃぶしゃぶ屋だけだった。習近平政権は「抗日戦争勝利70周年」ばかり唱えているが、折からの日本旅行ブームに伴って、いま北京では和食ブームが起こっているのだ。
まさにゴーストタウンならぬゴーストデパートである。ちなみにこのデパートの斜向かいで工事中の超高級マンション『長安8号』は、北京初の1m210万元(約190万円)超え物件として話題を呼んだ。だが、すでに着工から6年以上が経つというのに、不動産バブル崩壊の影響を受けて、いまだに未完成だ。
ゴーストデパートは、『新世界』だけではなかった。同じく別の日の夕刻に訪れた朝陽区のCBD(中央商業地区)に建つ高級デパート『財富ショッピングセンター』も、だだっ広い1階と2階の高級ブランドショップは、シーン。3階のレストラン街まで上がって行って、ようやく人間と遭遇した。だがまたもや、千客万来なのは日本料理屋だけだった