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不良に良好

第4章 4



「朝ごはん食べた?」

「や、何も…」

俺たちはどちらからともなく、のそのそと歩き出した。

「フーン。あ、ピザまん半分こしようよ。全部じゃ胃がキツイけど」

「…!うん」

心なしか明るくなった顔を見て、俺はどこかで微笑んだ。


「学校の近くのコンビニにしよ。」

ふー、と息を吐くと
白く寒空に浮かんで消えた。



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