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庭の柘榴

第2章 虜

「おいおい...だめだな、お前は。
気をつけないと すぐイクからな。」

彼は慌ててスイッチを切った。

座席からずり落ちた身体を直してる私を
見て

「コーヒー飲みてぇなぁ」

と笑った。
量販店の向かい側のファミレスの駐車場に
車を入れるともう一度、ローターを
私の下着に入れ車を降りた。

朝のファミレスは空いていたが
私は全体を見渡し知り合いがいないか
チェックしてた。

気付くと彼は店員に案内される前に
勝手に席につき私を手招きしていた。

それに気づいた店員は嫌な顔をしながら
オーダーを取りに来た。

「ホットコーヒー2つね~」

オーダーを済ませると彼は
私のすぐ横に座り直した。

「こんなとこでイクなよ」

耳打ちした瞬間、スイッチが入った。

足をガクガク震わせてる私を見て
楽しんでる様子だった。

周りが気になると正直、感じることも
薄れてしまう。
彼はそれを察したのか
数回スイッチを入れて遊んだ後は
コーヒーをさっさと飲み終え
ファミレスを出ようと促した。

10分ほどだったろうか。
何しに来たんだよ
そんな表情を浮かべる店員に見られながら
店を後にした。

ホッとした私は助手席で寄りかかり
息を整えた。

「まだ終わらないぜ?」

車をしばらく走らせ国道に出た。
平日の朝は車は流れて入るものの
かなり混雑はしていた。

ミニスカートを履いてる私の右足を
持ち上げ広げスイッチを入れた。
足を大きくビクつかせると

「みんなに見せるんだよ」

ビックリして顔を上げると
反対車線を走ってるトラックのドライバーが
目を丸くして私を見ていた。

「だめっ!」

慌てて股間を手で隠すとその手を叩くように
どかされた。

「ほらっ、イッてみろよ。みんなが見てる前でイケよ!」

ローターを局部に押し付けられた。

下着に大きなシミをつけ絶句する私...

たくさん車が行き来する中

「イクぅぅぅ...」

身体を硬直させていると
すぐ隣のドライバーと目が合い
直前でイクことを逃してしまった。

はぁぁぁ...

大きくため息つくと
彼に頭を撫でられ

「もう、着くからな。」

ホテルに滑り込んだ。


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