庭の柘榴
第3章 変化
彼と別れたあと私からはメールを控えた。
奥さんの実家にいるんだもんね。
彼の痕跡を消すようにシャワーを浴びた。
別れてから2時間くらい経っただろうか。
内容は忘れたけどいつものようにメールが
届いた。きっと隙を見てメールしてるのだろう...
その光景が目に浮かんでクスッと笑ってしまった。私って...意地悪ね。
オラオラ系の彼が小さくなって
こっそりメールをしてる姿を想像すると
かわいくてキュンとした。
1日の中で彼のことを考える時間が
どんどん増えていつも頭の中に
彼の顔や身体が描かれていた。
ふと、耳はどんなだったかな...とか
よく見てなかった身体の部位が
あることに気付くと
次はよく見ておこう...なんて
脳裏に焼付けようと必死だった。
テレビを見ていて彼と同じ職業の人が出てたり同じような体つきの人が出てたりすると
彼に重ねて微笑ましく眺めた。
彼との関係は友達にも誰にも
言ってなかった。
言うにしても相手を選ばないといけない
内容だしね。
「最近、なんだかエロくなったね」
ふと、職場のスタッフに言われた。
「え?な、なんで?」
「やけにいやらしいよ。
なんかヤッてるの?」
確かに自分でも最近、肌が綺麗になって
体つきが変わったのを感じていた。
やっぱり好きな人ができたり
異性に身体を見られたり
愛されたりすると女の身体って
はっきり出るものなんだ...と実感した。
それに女の目はやっぱりすごいんだなと。
そういう変化には敏感に感じる
女の勘と目には誤魔化すことができない。
もちろん 「なにもないよ」と
答えたけれど。
私の変化を感じたのは彼女だけではなかった
自宅と職場の行き来だけの生活でも
コンビニやスタンド...などで
男性に声をかけられることが
はるかに増えていた。
メス臭を放っていたのか。
女度が上がったことに悦びを感じたけれど
生々しさも感じていやらしい自分に
嫌気が差した。
奥さんの実家にいるんだもんね。
彼の痕跡を消すようにシャワーを浴びた。
別れてから2時間くらい経っただろうか。
内容は忘れたけどいつものようにメールが
届いた。きっと隙を見てメールしてるのだろう...
その光景が目に浮かんでクスッと笑ってしまった。私って...意地悪ね。
オラオラ系の彼が小さくなって
こっそりメールをしてる姿を想像すると
かわいくてキュンとした。
1日の中で彼のことを考える時間が
どんどん増えていつも頭の中に
彼の顔や身体が描かれていた。
ふと、耳はどんなだったかな...とか
よく見てなかった身体の部位が
あることに気付くと
次はよく見ておこう...なんて
脳裏に焼付けようと必死だった。
テレビを見ていて彼と同じ職業の人が出てたり同じような体つきの人が出てたりすると
彼に重ねて微笑ましく眺めた。
彼との関係は友達にも誰にも
言ってなかった。
言うにしても相手を選ばないといけない
内容だしね。
「最近、なんだかエロくなったね」
ふと、職場のスタッフに言われた。
「え?な、なんで?」
「やけにいやらしいよ。
なんかヤッてるの?」
確かに自分でも最近、肌が綺麗になって
体つきが変わったのを感じていた。
やっぱり好きな人ができたり
異性に身体を見られたり
愛されたりすると女の身体って
はっきり出るものなんだ...と実感した。
それに女の目はやっぱりすごいんだなと。
そういう変化には敏感に感じる
女の勘と目には誤魔化すことができない。
もちろん 「なにもないよ」と
答えたけれど。
私の変化を感じたのは彼女だけではなかった
自宅と職場の行き来だけの生活でも
コンビニやスタンド...などで
男性に声をかけられることが
はるかに増えていた。
メス臭を放っていたのか。
女度が上がったことに悦びを感じたけれど
生々しさも感じていやらしい自分に
嫌気が差した。