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その手で触れて確かめて

第10章 お2階さん。( A × N )



で…


智「うん!!旨い!!」


翔「あ〜うんめぇ!!」



……もしもし?



智「あっ!!翔ちゃん、ノンアルだけどビール、飲む?」


翔「あ、ありがと♪」



…どうしてあなた方が…?



和「……。」


智「相葉くん、ビール、ある?」


「あ、はい、ただいま。」



俺は、このお2人に言われるままコンビニでノンアルコールビールを買ってきて、



で、何故かご一緒していた。



智「美味しいね?このギョーザ。」


翔「ノンアルだけどビールにも合うし。」



付いてるよ?と「カズ」のお兄さんは連れの「翔ちゃん」の唇に付いた物をとって食べた。



「カズ」は、不機嫌を露にし、そんな2人を横目で睨みながら紙コップのコーラをぐびぐび飲んだ。



翔「智くんも付いてる♪」


智「えっ!?どこどこ?」



と、やっぱり付いていたものを「翔ちゃん」は自分の口の中に放り込んだ。



「な、仲、いいんですね?」


智「そりゃあ、ねぇ?翔ちゃん?」


翔「ねぇ?智くん?」


和「…バカップル。」



顔を見合せ微笑むお兄さんたちに向かって、吐き捨てるように言うと、



「カズ」は、残り半分になった巨大ギョーザを口の中に捩じ込んだ。



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