その手で触れて確かめて
第10章 お2階さん。( A × N )
「はあ…」
『相思相愛なのかな?と思って?』
俺と…俺とカズが…
考えただけで顔が…
顔が…
「わっ!?」
突然、間近に迫る濃ゆい顔。
潤「どうしたの?顔が雪崩起こしてっけど?」
「べ、別に?」
潤「あ、そ。何か、エロいこと考えてんのか、と思った。」
あながち間違ってないけど…(↑笑)
すると、後からポカ、と軽く叩かれ振り向くと、
俺のニヤニヤの原因が。
和「お隣さん同士で何エロい話してんの?」
潤「さすがカズ。勘がいいなぁ。」
松潤、否定しろよぉ…
和「潤くん、今日、何時から?」
潤「ん?俺、休み。」
後で聞いたんだけど、
濃い顔イケメン松潤とカズ、って、
同じところでバイトしてるらしい。
しかも、俺がお酢を買いにいこうとして挫折(?)した、あの歩いて20分はかかるという例のコンビニで。
和「いーなあ。」
カズは、俺の隣で伸びをすると、
鞄からゲーム機を取り出し、
ゲームを始めた。
何気にその様子を眺めていたら、
急にカズが顔をあげて俺を見た。
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