その手で触れて確かめて
第2章 劣情と熱情と純情と (A × M )
ヤツは、その浮かせた脚を持ち上げながら、
両脚を割り開いた。
「あっ…はあっ…んっ」
腿を伝う俺の白濁の雫を指先で掬いながら後孔の周りを解してゆく。
それでも足りないのか、
唾を纏わせた指先をじっくりと塗り込めていった。
「んっ…んっ…」
「イヤらしいのはどっちだろうな?」
妖しげな笑みを浮かべ、俺の顔を見ながら、
指を2本、3本と増やしてゆく。
「あっ…やっ…何して…」
その場所を執拗に指先で弄ばれ、腰がガクガクと震え出す。
「やっ…ダメ!!マジでおかしくなるっ!!」
意識が遠退きそうになった時、
もっと、その狂おしい感覚に身を委ねていたい、と思っていたのに、
それが突然喪失くなって、
代わりに、熱い塊に後孔を抉じ開けられる。
「あっ…!」
さらに深く押し込もうと、
ヤツは腰をさらに高く持ち上げた。
「あああっ…!!」
無意識にヤツの体にしがみつき声を上げる。
ヤツも、俺の耳元で荒い呼吸を繰り返す。
ヤツの息づかいに合わせ、体の奥深くに熱い塊がゆっくりが押し込まれていく気がして、
いつしか俺もその息づかいに身を委ねるようにじっとしていた。
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