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その手で触れて確かめて

第20章 Birthday Present



潤「な?いいだろ?」


「……ダメ。」


潤「……ばらしてやろうかな?」


「え?」


潤「親父とかに、さ?」



勝ち誇ったように笑う顔に唇を噛みしめる。



智「……言うんなら言えよ?その代わり、お前とは縁を切る。」


「「えっ!?」」


智「親父たちにバレちゃったんなら勘当もんだからな?どうせ家にはいられないだろうし?」


「い、いや…あの…智?」


潤「ご、ごめん、冗談…冗談だってば?」



本気で旅行鞄に荷物を摘め始めた智を慌てて止めた。



潤「翔が俺を頑として拒むからそれでつい…」


智「それならそれで誘い方があるんだよ?」


「えっ?」



智は俺の目の前に座り、俺の体を優しく引き寄せ抱きしめた。



智「な?そうだよな。」


「えっ?あ…」



ヤる前にどんなことされてたっけ?



そんなことに気をとられていると、智が耳元で何事かを囁き、キスしてきた。



「……っ!?……ち、ちょっと……っ」



拒絶しようにも、さらに深くなっていくキスに抗えず……



え…?



智の手が腿の内側を撫でてきて……



「や……ぁ…」



ゾクゾクするような快感に抗えず声を漏らしてしまった。



智「いいなあ……その声。何時聞いてもゾクゾクする。」



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