
2時22分
第1章 テレビ
──ハッ。
俺は目を覚ました。
天井が明るい…。
窓からは光が射していて、チュンチュンとスズメの鳴き声が聴こえてきた。
ここは俺の部屋だ。
さっきのは……夢?
テレビが……テレビから手が出てきて……
恐る恐るテレビに視線を移すと、画面に割れた形跡は全くなかった。
「なんだ……夢か」
俺はホッとして、テレビの電源を入れた。
画面には、女性ニュースキャスターが原稿を読みあげている姿が映る。大丈夫、正常だ。
落ち着きを取り戻した俺は机の上に置いてあるタバコを一本くわえ、火をつけた。
タバコを吸いながら、ジッと画面を観る。
「………」
おかしい。何かがおかしい。
画面が観にくい。
タバコの煙のせいじゃない……。
俺は恐る恐る画面に触れてみた。
ヌルッ…
俺の指が油でギトギトになった!
『……ポテチのアブラギッシュ……シュ……シュ……シュ………』
あの声が脳裏に甦る。
「そ……そんなばかな……!」
俺は目を覚ました。
天井が明るい…。
窓からは光が射していて、チュンチュンとスズメの鳴き声が聴こえてきた。
ここは俺の部屋だ。
さっきのは……夢?
テレビが……テレビから手が出てきて……
恐る恐るテレビに視線を移すと、画面に割れた形跡は全くなかった。
「なんだ……夢か」
俺はホッとして、テレビの電源を入れた。
画面には、女性ニュースキャスターが原稿を読みあげている姿が映る。大丈夫、正常だ。
落ち着きを取り戻した俺は机の上に置いてあるタバコを一本くわえ、火をつけた。
タバコを吸いながら、ジッと画面を観る。
「………」
おかしい。何かがおかしい。
画面が観にくい。
タバコの煙のせいじゃない……。
俺は恐る恐る画面に触れてみた。
ヌルッ…
俺の指が油でギトギトになった!
『……ポテチのアブラギッシュ……シュ……シュ……シュ………』
あの声が脳裏に甦る。
「そ……そんなばかな……!」
