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2時22分

第1章 テレビ

「…………………………………………………………う○こ」


『なんでやねん!?』


「お前がいきなり脅かすから、腸が暴れ出したんだよ!!」


俺は半分キレ気味にトイレに向かった。
人間、よくわからないことが起きると催したくなるのだ…多分。
しかしトイレのドアを開けた所で、玄関のブザーが鳴った。


「ハヤトぉ~」


彼女のユリだ!!
そういえば今日は遊びにくるって言ってたっけ…。


ヤバい…………ヤツを隠さなくては!!


俺は尻にキュッと力を入れて、すぐそこまできているう○こを止めた。
そして嫌がるテレビ野郎をベッドに寝かせ、布団を被せた。


「いいか、ぜってぇ~声出すんじゃねーぞ!!」


俺はこの時気づくべきだったんだ…
まさかあんなことになるなんて…。


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