さあ、秘密をはじめよう
第1章 1
ああ。そうね。あのクソ上司のことも紹介しとかないとね。
あいつは新谷恵人(しんたにえいと)
私最初けいとって読むのかと思って
「しんたに…けいと…?」
って言ったら思いっきりファイルで叩かれて
「恵人って書いて、えいとって読むんだよばーーか」
って言われたわ。うん。むかつく。
そうそうそれでね。
あいつ私と一個しか年が違うくせにエリートかなんだか知らないけどもう課長なのよね。
私より入社は2年ほど早いんだけれども
異例のスピード出世ってやつ。
それほど才能があったのよね。
才能あるしイケメンって騒がれてるし表では爽やかな感じで通してるけど
絶っっ対騙されてるのよみんな!!!
だって、ほぼ初対面の私にあんな、、あんな仕打ちを、、、、
あーーーもう!思い出しただけでも腹が立つわ!
絶対謝らせてあわよくば弱点掴んでやる…!
「あーあ、なんかありきたりの展開だわーむかつくー」
あー、そうそうみんなにはなんであんな展開になったのか説明しなくちゃね。
それはね…
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える