
わたしの彼氏
第1章 No.1
「こういう時はスマホを使えば…」
わたしは地図のアプリを開いて
ここらへんの地図を開く
「なるほど!みかっち頭良い!」
涼は目をキラキラさせて私のスマホをのぞきこんだ
「えっと、地図によるとここの道をまっすぐ行って
そしたら…」
あれ?スマホの地図の矢印が急に真反対をさした
「…あれ?これ逆?」
私はスマホを持ちながらくるくるまわって進行方向を探した
涼はそんな私の様子を心配そうに見つめている
「あぁ…えっと…」
涼に心配かけてる…スマホの地図使えな
いなんて絶対言えない…
というかなんで使えないの…?
あぁ…どうしよ……
そんなことを頭の中でぐるぐる考えていると
