
清純派リミット。
第3章 初体験
「…上出来。」
そう言って微笑む表情は優しくて、さっきまでの瀬野くんとはまるで別人みたい…
わたしは既に瀬野くんのことしか考えられなくなっていた。
男の子にこんなふうに触られたことなんてなかったのに、信じられないくらい委ねてしまっている自分がいる…
理乃が言ってたように、たぶん瀬野くんはキスが上手で、それはまさにずっとずっと夢見てたようなとろけるようなキス
初めてのキスの感触に夢中になっている間に、瀬野くんの手がわたしの服の中に侵入していた。同時に唇が首筋に移動する。
「瀬野く…」
「今更やめるとか言っても聞かねぇよ?」
慣れた手付きでブラのホックが外され、瀬野くんの手がそのままわたしの胸に触れた。
くすぐったい…
ブラウスをはだけさせるとあらわになった胸に唇を当て、キスを落とす。
