
清純派リミット。
第2章 賞味期限
一瞬の沈黙の後、瀬野くんは口元を緩めた。
「ふっ。なーんだ。そーゆうことははやく言いなよ。
じゃ、続行な?続きはどこでする?」
「普通に…ベッドとか…が、いいですっ…」
「意外とわがままだなぁ…じゃー保健室でも行く?」
「えっ!?でも保健室は先生が…」
「は?んなの関係ないって♡」
「だめっ!!無理ですっ!!」
「はあ?」
瀬野くんは呆れた溜息。
だって…
もしも万が一誰かに見られたらどうすんの…!?
「…あのさぁ…
まさかとは思うけど、もしかしてまじで処女?」
「だから最初からそう言ってます…!」
「……………ガチ?」
急に瀬野くんの表情が一変する。
わたしはコクリと頷いた。
