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第3章 視線を紡いで by みきちん
彼との繋がりがなくなってしまうと思い
早足で彼の立っている場所へ。
逃けてしまわないように手を取り
「ねぇ、いつもオレをみてるでしょ?」
それ以外かける言葉が見つからなかった。
「ごめんなさい‥嫌だったよね‥?」
――初めて聞いた彼の声。
それだけで、胸がいっぱいになった。
彼が顔をゆっくりあげると
目に涙を溜めて不安そうな顔をしていたので
「イヤじゃないよ。こっちこそゴメン」
俺が怒ってなくて安心したのか
ホッとした表情になった。
そして彼の手を取ったまま
いつも俺が立っていた場所へ連れていった。
ここはいつも彼を待っていた場所。
そこに今、二人で立っている。
「あなたも聴きたかったんでしょ、
ごめん。いつもタイミング悪く、陣取って」
最初はそう思っていたけど、
今は違う。
俺の事、気になっているんだよね?
俺の事、
ひとつでも知ってくれたら……
試聴用のヘッドホンを彼につける。
彼が俺の好きな曲を聴いている。
「あ、この曲、知ってる‥」
俺はビックリした。
またひとつ、
彼と俺との繋がりが出来た。
早足で彼の立っている場所へ。
逃けてしまわないように手を取り
「ねぇ、いつもオレをみてるでしょ?」
それ以外かける言葉が見つからなかった。
「ごめんなさい‥嫌だったよね‥?」
――初めて聞いた彼の声。
それだけで、胸がいっぱいになった。
彼が顔をゆっくりあげると
目に涙を溜めて不安そうな顔をしていたので
「イヤじゃないよ。こっちこそゴメン」
俺が怒ってなくて安心したのか
ホッとした表情になった。
そして彼の手を取ったまま
いつも俺が立っていた場所へ連れていった。
ここはいつも彼を待っていた場所。
そこに今、二人で立っている。
「あなたも聴きたかったんでしょ、
ごめん。いつもタイミング悪く、陣取って」
最初はそう思っていたけど、
今は違う。
俺の事、気になっているんだよね?
俺の事、
ひとつでも知ってくれたら……
試聴用のヘッドホンを彼につける。
彼が俺の好きな曲を聴いている。
「あ、この曲、知ってる‥」
俺はビックリした。
またひとつ、
彼と俺との繋がりが出来た。