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第28章 あかつき by のさまじょ
「ニノ…お前も飲めよ…」
「だめだって、翔さん。怪我に障るよ?」
ニノがビールの缶を取り上げた。
「なにすんだよ…」
「もうやめなよ…」
そういうと、ニノはベッドに腰掛けた。
「俺の勝手だろ…」
怪我をしたのは俺の不注意だ。
プロ失格だよ…
腹が立つ。
今日、どれだけの人に迷惑を掛けたか…
悔やんでも悔やみきれない…
イライラが収まらない。
コンサート全体が俺のせいで、変わってしまった。
多分、DVDも発売できないだろう。
たったあれだけのことで…
右手をじっと見る。
テーピングを幾重にもしてあるけど、痛い。
じくじくとした痛みが、薬でちらしてもあって。
酒を飲んでも、忘れさせてくれない。
「ニノぉ…」
「なぁに?」
「…ごめんな…」
「なに謝ってんのよ…」
「だってさ…」
「気にしないの」
ニノが立ちあがって、ソファの傍まで歩いてくる。
俺の前でしゃがむと、頭を撫でた。
「誰も翔さんを責めてないよ?」
そう…
責めてるのは、俺だけ。
誰も何も言わない。
「だめだって、翔さん。怪我に障るよ?」
ニノがビールの缶を取り上げた。
「なにすんだよ…」
「もうやめなよ…」
そういうと、ニノはベッドに腰掛けた。
「俺の勝手だろ…」
怪我をしたのは俺の不注意だ。
プロ失格だよ…
腹が立つ。
今日、どれだけの人に迷惑を掛けたか…
悔やんでも悔やみきれない…
イライラが収まらない。
コンサート全体が俺のせいで、変わってしまった。
多分、DVDも発売できないだろう。
たったあれだけのことで…
右手をじっと見る。
テーピングを幾重にもしてあるけど、痛い。
じくじくとした痛みが、薬でちらしてもあって。
酒を飲んでも、忘れさせてくれない。
「ニノぉ…」
「なぁに?」
「…ごめんな…」
「なに謝ってんのよ…」
「だってさ…」
「気にしないの」
ニノが立ちあがって、ソファの傍まで歩いてくる。
俺の前でしゃがむと、頭を撫でた。
「誰も翔さんを責めてないよ?」
そう…
責めてるのは、俺だけ。
誰も何も言わない。