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第35章 待つだけなんてガラじゃない by mimi
「あー、ほんと寒い。肉まん食べたいね」
肩を縮こまらせて自転車を漕いでるまーくんがそんなこと言うから笑えた。
「俺も思った」
考えることが一緒でちょっと嬉しい。
いや、だいぶ嬉しい。
「あと鍋もよくない?」
「あ、いいね!おでん食べたい」
…ちぇ、そっちか。
そういえばまーくん家はおでん鍋があるんだった。
その後も他愛ない話をしているといつもの交差点が見えてきた。
あーあ、もう終わりか。
「はい、着いたよ」
キィっと止まった自転車から飛び降りてまーくんに向き合う。
「ありがと」
そう言うと「気をつけてね」ってにこっと笑ってまた自転車を漕ぎ出した。
まーくんの高校はここからまっすぐ。
俺の中学校はここを左に曲がる。
俺も早く一緒に通いたい。
あ、また。
まーくんが途中で友達と合流しているのが見えた。
にこにこと笑顔を向けながらそいつと並走するまーくん。
なんで同い年に生んでくれなかったんだよ。
でもあと少し。
俺も高校生になれば高校まで一緒に行けるもん。
だからあと数ヶ月の辛抱。
肩を縮こまらせて自転車を漕いでるまーくんがそんなこと言うから笑えた。
「俺も思った」
考えることが一緒でちょっと嬉しい。
いや、だいぶ嬉しい。
「あと鍋もよくない?」
「あ、いいね!おでん食べたい」
…ちぇ、そっちか。
そういえばまーくん家はおでん鍋があるんだった。
その後も他愛ない話をしているといつもの交差点が見えてきた。
あーあ、もう終わりか。
「はい、着いたよ」
キィっと止まった自転車から飛び降りてまーくんに向き合う。
「ありがと」
そう言うと「気をつけてね」ってにこっと笑ってまた自転車を漕ぎ出した。
まーくんの高校はここからまっすぐ。
俺の中学校はここを左に曲がる。
俺も早く一緒に通いたい。
あ、また。
まーくんが途中で友達と合流しているのが見えた。
にこにこと笑顔を向けながらそいつと並走するまーくん。
なんで同い年に生んでくれなかったんだよ。
でもあと少し。
俺も高校生になれば高校まで一緒に行けるもん。
だからあと数ヶ月の辛抱。