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第37章 ミルクティーが結ぶ恋 by ガーベラ♡
「カレーパン欲しいの?
俺が買ってやるよ」
相葉先輩はそう言うと、
購買の人ごみの中に入っていった。
すると。女の子たちが、『キャッ!』と道を開けた。
えっ?えっ?モーゼですか..
あっという間に、
相葉先輩はカレーパンを4個抱えて帰ってきた。
「あ~あ...それ、反則でしょ♪」
そう言って智と呼ばれた人は笑っていた。
「はい!お友達と二宮君の分。
驚かせちゃったお詫びに、おごりね♪」
そう言って、
ぎこちないウインクをした相葉先輩は、
手をひらひら振って、行ってしまった。
俺の手には、ミルクティーと
2個のカレーパン。
「今のさ、相葉先輩と大野先輩でしょ?
超有名人じゃん!ニノ、知り合いなの~?」
「いや..知らない...」
俺は、
強烈な出会いをしてしまった。
心臓がドキドキして...
なんだ、これ?
俺は、相葉先輩の笑顔を思い出していた。
二宮和也。
人生初の、『ひとめぼれ』だ。