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第37章 ミルクティーが結ぶ恋 by ガーベラ♡
初めて行く先輩の家。
家族は留守で、俺は急に、緊張した。
部屋に通されて、ドキドキしていると、
紅茶とお菓子を持った先輩がやってきた。
「適当に座ってよ..散らかってるけど..」
「いや。すげー綺麗です!俺の部屋なんか..」
(何言ってんだ?...俺..)
改めて、相葉先輩と二人っきりで部屋にいる、
っていう状況に、心拍数が上がる。
「はい、ミルクティー、どうぞ」
「あっ、どうも..」
受け取ったティーカップを直接持ってしまった俺は、
「あつっ///」
うっかりカップを落としそうになり、
「危ない!!」
庇ってくれようとした先輩と縺れて、
重なって床に転んだ。
当然紅茶はこぼれてしまい。
あっ..これって、床ドン..?
先輩の顔が近くにあって、
しっ、心臓が//
「ニノ..って、呼んでもいい?」
「あ、はい、もちろん..です」
「それから、俺のことも、雅紀でいいよ」
「えっ!!そんなの..無理です..」
不意に、先輩の目が変わり、
だんだん俺の顔に近づいてくる。
これって...
えっ?嘘..
相葉先輩の唇が、俺の唇に重なって//
これは、巷で言う、KISSでしょうか?
驚く俺から少し離れて、先輩は笑って言った。
「ニノ。目、閉じてよ..」
俺は言われるままに、ギュッと目を閉じ、
再び彼の唇を受け入れた。