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第38章 Spice by つぎこ
いいこにしてたら、優しくしてあげるのに…。
ご褒美だって、いっぱいあげるのに…。
だけどあなた、わるいこ、だったから…。
…ねぇ。今日はどんな色目、使ったの?
どんなコト、話したの?
どんな風に抱かれてたの。
どんな顔、見せてたの。
「…ヨリ、戻したいんでしょ?」
「…違…う…っ。」
そりゃあね、言えないよね。
「だって、まだ好きなんでしょ?」
「…翔、ちゃん、とは…もう…。」
知ってる。彼にはもう、別のヒトがいる。
「でも、好きなんだよね?」
「…。」
答えないんだね。答えられないんだよね。
ヒドいよねぇ。
大体どこまで鈍感なの?
それって、わざとなの?
そうやって俺のコト、弄んでんの?
「…っ。」
腰を掴んで、アノ場所を掠めながら、思いきり突き上げる。
何度も、何度も…。
許してなんてあげないんだから…。
あなたがいけないんだよ?
なんてね…。
ふたりがとっくに別れてるの、分かってんのに…。
過去のヒトに囚われているのは、アイツじゃなくて、俺のほう…。