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第39章 あまふゆ。 by きぃな
食事を終えてかずを風呂へと送り出す
俺は片付けを終えると、リビングへ向かった
「…なんだコレ?」
ふとソファーに目をやると、見慣れない紙袋
中には『雅紀へ』と書かれたカードと…
「これ……」
二「着てみてよ」
声のした方を振り返ると、風呂から戻ってきたかずが立っていた
「これ、俺に?」
二「いいから着てみて♪」
紙袋から出したのはオフホワイトのセーター
かずに急かされながら袖を通した
「ありがとう……でもコレ…デカくね?」
二「ふふっ、いーの、こーやって使うんだから」
かずがつかつかと俺に歩み寄り、セーターの裾を掴んでバサッと持ち上げると、小さな身体をその中へと滑り込ませた
タオルドライだけの髪の毛から、鼻をくすぐるシャンプーの香り
「っ、な、なにやってんの」
二「ふふっ、寒いときはこーやって…」
襟首からスポッと顔を出し、俺と向かい合って微笑む
二「ほら、一緒♪寒くないっしょ」
「寒くないけど……狭いだろっ」
二「んふふ、こんなことも出来るし」
ニヤリと笑うと、かずが再びセーターの中にもぐり込んだ