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第43章 Blue Rose by millie
そして僕はロンドンにいる。
雅紀の店はここから歩いて行けるらしいけど…僕はここから動けずにいた。
「もう…無理かな」
時計の針は10時を回ってた。
待ち合わせをしてるわけじゃない。
僕の恋は終わったんだ。
そう思ったら涙が出る。
「なんで泣いてるの?」
突然、上から日本語が聞こえた。
顔をあげると…そこには珍しい色の薔薇を抱えた雅紀がいた。
「…まー君?」
「そうだよ、智、覚えててくれたんだ?あの話」
まー君が僕を抱き締める。
暖かい腕に包まれて身体も心も息を吹き返す。
「なんでいるの?」
「翔ちゃん達から『最高のバースデープレゼントを送ったから絶対大事にしろ!』って。
ヒースローで待ったんだけどすれ違ったみたいで…。
もしかしてって思って…ピカデリーに来たら智がいた」
「雅紀…僕、やっぱり無理だった。
忘れるなんて出来なかった…。
ずっと一緒にいたいよ。
もう、一人の誕生日もイブもやだよ」
涙が止まらない。
どうしたら僕の気持ちの全てを伝えられるだろう?
雅紀が僕の前に跪く。
「僕と結婚してください。
智を必ず幸せにするから」
薔薇の花束が差し出される。
うん、と僕は頷いた。
雅紀の店はここから歩いて行けるらしいけど…僕はここから動けずにいた。
「もう…無理かな」
時計の針は10時を回ってた。
待ち合わせをしてるわけじゃない。
僕の恋は終わったんだ。
そう思ったら涙が出る。
「なんで泣いてるの?」
突然、上から日本語が聞こえた。
顔をあげると…そこには珍しい色の薔薇を抱えた雅紀がいた。
「…まー君?」
「そうだよ、智、覚えててくれたんだ?あの話」
まー君が僕を抱き締める。
暖かい腕に包まれて身体も心も息を吹き返す。
「なんでいるの?」
「翔ちゃん達から『最高のバースデープレゼントを送ったから絶対大事にしろ!』って。
ヒースローで待ったんだけどすれ違ったみたいで…。
もしかしてって思って…ピカデリーに来たら智がいた」
「雅紀…僕、やっぱり無理だった。
忘れるなんて出来なかった…。
ずっと一緒にいたいよ。
もう、一人の誕生日もイブもやだよ」
涙が止まらない。
どうしたら僕の気持ちの全てを伝えられるだろう?
雅紀が僕の前に跪く。
「僕と結婚してください。
智を必ず幸せにするから」
薔薇の花束が差し出される。
うん、と僕は頷いた。