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第48章 友恋 by みきちん
智が引っ越しするまでに
思い出作りをしたいと考えた。
大学受験が終わった次の日、
智と俺は卒業旅行へ。
「ねぇ、どこ行くの?」
バスに揺られながら
智が嬉しそうに聞いてくる。
「着いてのお楽しみだから」
何だかカップルのような会話だなって
感じながらも、智の笑顔を見て
俺も嬉しくなった。
「えぇー、遊園地なの……」
明らかに不機嫌になる智に
「スケジュール任せたの智でしょ?
文句言わず早く行くよ!」
智の腕を引っ張り連れてきたのは
遊園地内にある流れるプール。
「何で、プールなの?」
俺は近くにあるポスターを指さした。
そこには『フィッシングランド』と
書かれている。
「来てよかったでしょ?」
「雅紀、ありがとう」
喜び過ぎたのか
智が急に抱きついてきた。
心臓がドクンと跳ねた。
「ちょっと……智」
「ごめんごめん、嬉しくって」
智が俺から離れると
少し、淋しくなった。
何考えているんだ……俺。
「雅紀、早く行くよ!」
プールに向かう智。
「ちょっと待ってよ!」
俺は頭を何回か振って
さっきの気持ちをかき消した。
思い出作りをしたいと考えた。
大学受験が終わった次の日、
智と俺は卒業旅行へ。
「ねぇ、どこ行くの?」
バスに揺られながら
智が嬉しそうに聞いてくる。
「着いてのお楽しみだから」
何だかカップルのような会話だなって
感じながらも、智の笑顔を見て
俺も嬉しくなった。
「えぇー、遊園地なの……」
明らかに不機嫌になる智に
「スケジュール任せたの智でしょ?
文句言わず早く行くよ!」
智の腕を引っ張り連れてきたのは
遊園地内にある流れるプール。
「何で、プールなの?」
俺は近くにあるポスターを指さした。
そこには『フィッシングランド』と
書かれている。
「来てよかったでしょ?」
「雅紀、ありがとう」
喜び過ぎたのか
智が急に抱きついてきた。
心臓がドクンと跳ねた。
「ちょっと……智」
「ごめんごめん、嬉しくって」
智が俺から離れると
少し、淋しくなった。
何考えているんだ……俺。
「雅紀、早く行くよ!」
プールに向かう智。
「ちょっと待ってよ!」
俺は頭を何回か振って
さっきの気持ちをかき消した。