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第49章 authentic by つぎこ
翔くんから届いた、俺の探しもの…。
リボン付きの来訪者は、部屋に入るなり、俺のベッドにダイブした。
そして、そこから屈託なく笑い掛けてくる。
「…ねぇ。おーちゃん。俺、もう眠たいの。おやすみのチュー、してくれる?」
どこまでも無邪気で、屈託がなくて…。
なにがあっても、まったく変わらない。
一緒にいると、ほんわかキモチが落ち着いて…。
なんか愛おしくて…。
じわじわと…、
じわじわと、愛おしい。
例えば、そんな感じ。
翔くんは、気付いてたんだね。
そっか。
それで間違いないんだ。
俺のホンモノ、雅紀で間違いないんだ。
「…おーちゃん。」
雅紀は俺を見上げてて…。
「…おーちゃん。チュー。」
唇を突き出し、チューのおねだり…。
そんな無邪気な仕草で、俺を誘ってる。
いいの?
おやすみのチュー…だけじゃ、終わらないよ?