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第55章 禁断の果実 by みきちん
後部座席に座り、
ヘッドセットを装着する。
「怖いよ、潤……」
ヘッドホンから
不安そうな声が聞こえる。
「大丈夫」
翔の手をギュッと握る。
「ありがとう」
「2人っきりのデート楽しもう」
「うん」
大きなプロペラ音と共に
飛行機が宙に浮いた。
目に飛び込んできたのは、
青々としたパラオの海と島々。
「うわぁ……綺麗」
目を輝かせながら、
移り変わる景色を見つめていた。
すると操縦士が『Shark!』と
海を指さした。
そこには鮫の群れが泳いでいた。
操縦士が見やすいように、
ヘリを急旋回させた。
ヘッドホンからは翔の
文字に表せない言葉が聞こえていた。
「あははっ……腹、痛いっ」
「もう、笑い過ぎ」
次の場所に向かうため車に乗り込む。
「ごめんごめん。でも……プッ」
「もう、潤のバカッ!」
翔は拗ねて、窓に顔を向けた。
暫くすると、次のデート場所に到着。
「行くよ?お嬢様」
車から降り手を差し伸べると、
何も言わず、翔は俺の手を握りしめた。
ヘッドセットを装着する。
「怖いよ、潤……」
ヘッドホンから
不安そうな声が聞こえる。
「大丈夫」
翔の手をギュッと握る。
「ありがとう」
「2人っきりのデート楽しもう」
「うん」
大きなプロペラ音と共に
飛行機が宙に浮いた。
目に飛び込んできたのは、
青々としたパラオの海と島々。
「うわぁ……綺麗」
目を輝かせながら、
移り変わる景色を見つめていた。
すると操縦士が『Shark!』と
海を指さした。
そこには鮫の群れが泳いでいた。
操縦士が見やすいように、
ヘリを急旋回させた。
ヘッドホンからは翔の
文字に表せない言葉が聞こえていた。
「あははっ……腹、痛いっ」
「もう、笑い過ぎ」
次の場所に向かうため車に乗り込む。
「ごめんごめん。でも……プッ」
「もう、潤のバカッ!」
翔は拗ねて、窓に顔を向けた。
暫くすると、次のデート場所に到着。
「行くよ?お嬢様」
車から降り手を差し伸べると、
何も言わず、翔は俺の手を握りしめた。