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第63章 デアエタコト by ガーベラ♡

「ただいま~。潤?居ないの~?」

仕事から、カズが帰ってきた。
ベッドで寝ている俺の頭をそっと撫でて、

「どうした~?病院、行ってきたんだろ?」

「......」

「...寝てんのか..」

優しくそう言って、
行こうとしたカズの手首を、
俺は慌てて掴んだ。

「何~、起きてたの?で?
翔ちゃん、なんだって~?」


「.....カズ、ぎゅうって、して//」

俺は、カズの胸に顔を埋めた。

「何だよ..風邪じゃなかったの~?」
そう言いながら、
優しく抱き締めてくれたカズ...

俺は涙が浮かんで、思わず鼻を啜る。

「...潤?」


俺は翔くんから言われたことを、カズに告げた。

彼はちょっと眉を顰めたけど、
直ぐに笑顔になり、

「翔ちゃんさ、
俺にも会いたくなったんじゃない?
久々に、3人で飲もっか?その後...」


俺を不安にさせないために、
カズはわざと明るく言った。


「...もしさ..」


「潤!今日は飲もうか?ほら、この間、
相葉に貰ったワイン。あれ、開けよ!」

被せ気味に話を逸らそうとするカズを、
俺はベッドに座らせた。

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