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第63章 デアエタコト by ガーベラ♡

「カズ..聞いて欲しい...

俺ね、カズに逢えて、
今まで、幸せだったよ...」


「何言って..」

「俺の人生、カズがいたから、輝いた...
仕事で辛い時も、上手く行かない時も、

側でカズが励ましてくれたから...
今までやって来れた..」


俺は、感謝していることを、どうしても、
彼に伝えておきたくて。
今伝えておかなきゃ、きっと後悔する。

だから...

「潤...やめろよ..そんな...」

カズが切ない顔して俺を見てた。


「聞いて欲しい。

俺、カズに出会って、カズと愛し合って、
ホントに、幸せいっぱいもらった。

もしも、俺がいなくなったら...

お願いだから、
カズは自分の人生を生きて欲しい..」

「潤!!もうやめてくれ...
お前の居ない人生なんて、
俺には無意味なんだよ///

お前がいなくなったら...俺だって..」

カズの綺麗な瞳から、
涙が一滴、零れ落ちた。


「ありがと、カズ。
その言葉だけで、俺..」

俺は、カズの胸に顔を埋めて
そっと涙を拭った。

もし、俺が治らない病で、
このまま逝ってしまうことがあっても、

カズのこと、カズの幸せ、
ずっと祈って、側で見守っていたい...

たとえ、カズが他の人と
歩むことになったとしても..
それでも、いいから...


「カズ~///」

「潤~///」


俺たちは、そのまま抱き合って泣き続けた。

こんなに好きなのに...
終わりってくるんだ//


カズのことを思うだけで、
涙は枯れることなく溢れ出て、
彼のシャツを濡らしていった。

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