テキストサイズ

Welcome to our party

第67章 Home Doctor by つぎこ







「…潤はね、風邪を引いてるんだから、早くオウチに帰って、たっぷり栄養とって、しっかり寝なきゃ。」

潤を見上げ、コドモを諭すように言ってみた。


「…意地悪。」

そう言いながらも潤は、俺の身体をそっと起こしてくれる。

潤は、絶対に無理強いしないんだ。

善くも悪くも…。





「…潤、おいで?」

弾かれたように、俺を見上げてきた瞳。

そんな潤の手を引いて、診察室の奥にあるドアを開いた。

もうひとつの城、住居部分へと続くドア。




寝室のベッドに誘い込むと、潤に身体を委ねた。

今夜の潤は、性急で、余裕がない。

唇を貪りながらも、その手はもう俺の中心を捕らえている。

それを口に含むと、俺を一気に昂らせた。


「…和、ごめん。」

懇願するように、潤が呟いた。

俺が解れきるのも待てないみたいだ。

返事の代わりにキスを強請る。

そして目を閉じ、潤を受け入れた。

俺に全部を埋め込むと、やっと安心したみたいに、俺を抱きしめた。



知ってるよ?

潤がフラリと現れる時は、決まって何かがあった時だよね。

でも、聞かないけどね?

どうせ俺には、言わないから…。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ