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第69章 ホライズン by のさまじょ・ガーベラ♡・millie

「ちょうだい…」

小さな、小さな声で和也が呟く。

にやりと笑って首筋にキスをすると、艶っぽい声が和也の可愛らしい口から飛び出してくる。

「あっ…も、潤。溶けちゃう…」

「いいよ…俺が全部飲んでやるから」

和也を握りこむと先端から溢れ出る蜜を、親指で塗り広げた。

「ああっ…んんっ…」

先ほどの情事で身体が敏感になっているから、面白いほど感じる。

嬉しくて、耳たぶを舐りながら何度も愛を囁いた。

「愛してる…和也…」

その度にぶるっと震える和也が愛おしい。

「かわいいよ…」

そう囁いた瞬間、和也の左足を抱え上げて、一気に奥を貫いた。

「あああっ…」

ガクンと身体に力が入って、壁に身体を押し付けたかと思うと、前に倒れこんでくる。

「ばか…急にっ…」

声が掠れて上手く出ていない。

「だって…欲しかったんだもん…」

和也を突き上げながら、段々我を忘れていく。

「あっ…あっ…かずっ…も、出すよっ…」

「潤っ…いいっ…来てっ…全部、中にっ…」

「ああ、イクっ…イクっ…!」

二人果てた瞬間、和也の身体が俺に向かって倒れこんできた。

「和也…!?」

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